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Foveon X3 : ウィキペディア日本語版
Foveon X3
Foveon X3は、アメリカのFoveon社(株式会社シグマの孫会社)によって設計されたデジタルカメラ用の撮像素子。製造はアメリカのナショナル セミコンダクターや、韓国の東部電子(Dongbu Electronics)が受注している。
== 概要 ==
Foveon X3はCMOSイメージセンサの一種である。光の三原色である赤 (R)・緑 (G)・青 (B)がシリコンを透過する特性が異なることを利用して、素子の厚み方向 (光が入射する方向) に3層にセンサを配置している。カラーフィルム(各層の間に色フィルタがある)と同様に、同一位置の異なる色の情報を分離できる。
3層のセンサのうち第1層(最上層)はRGBのすべての光の強さに反応する。第2層以深には波長が短いBの光は到達しないため、Bの要素を除くRGの光の強さに反応する。同様に第3層(最下層)では第2層までで吸収されたBGを除くRの光の強さに反応する。画像処理エンジンでは、最下層で取り込んだRの値を中層で取り込んだRGの値から引いてGの値を求め、最上層の値からRとGの値を引いてBの値を求める。〔Rush and Hubel, ''supra'', pp. 3-5.〕〔Paul M. Hubel, ''Foveon Technology and the Changing Landscape of Digital Cameras ''; Richard F. Lyon and Paul M. Hubel, ''Eyeing the Camera: into the Next Century '' (Santa Clara, California: Foveon, Inc., X3 Technology - Technology Papers ). Retrieved May 20, 2010.〕
Foveon X3撮像素子のシリコンウエハーのそれぞれの3層の厚みは5μm以下なのでピントのずれや色収差はごく僅かである。赤色の受光層が最も深い部分にあるので他のCmos撮像素子やCCD撮像素子と比較した場合、長波長の光ではいくつかの電子が拡散してシャープさが失われる。〔Ji Soo Lee, "Photoresponse of CMOS Image Sensors ," Ph.D. dissertation, University of Waterloo, 2003〕

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「Foveon X3」の詳細全文を読む




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